ビールとワインで交流
2006年7月1日 神奈川県職員平和のつどい

神奈川県職員九条の会は、7月1日(土)、神奈川自治会館2階「浜風」で会員の学習と交流を目的とした平和のつどいを開き、職員及びOB35人が参加しました。

 最初に映画「日本国憲法」を視聴し、憲法九条の今日的意義を学びました。次いで、近藤ちとせ弁護士に「国民投票法案の問題点」というテーマでお話していただきました。お話の要点は@国民投票法案は国民の活発な議論を封じ、国民の真意に基づいた投票行動を阻む内容となっているA投票にあたり、改定条項について個別に賛否を問うのではなく、一括投票制度の余地を残したB国民投票に関する(賛成・反対の)運動は自由であるべきなのに、規制をしすぎる。特に憲法遵守義務を負う公務員に対する運動の規制は極めて不当であるC「有効投票数」の過半数とし、最低投票率の定めを設けていない。極めて少数の有権者の賛成で改憲が成立する危険がある。などでした。

 第2部はビールやワインを飲みながらの交流でした。最初に、南足柄市における九条の会運動の中心となっている中原さん(OB、前県職労委員長)が発言しました。会結成と発足記念のつどいが成功したのは@憲法九条の持つ底力Aよびかけ人を集め、よびかけ人に依拠した取組みB魅力的な講師(早乙女勝元氏)C県職員九条の会の力、であったと述べました。次に全国九条の会交流会に参加した天辰哲也さんがその内容を報告しました。また、県職労湘南支部で九条を取り組んでいる篠崎隆さん、相模原地域で九条の会結成に取り組んでいる小川政則さんが、それぞれの経験を熱っぽく語りました。会員が地域で頑張っている姿に参加者一同大いに元気をもらいました。

 最後に、県職員九条の会をもっと大きくして、憲法九条擁護の運動を前進させようと決意を固めあって閉会しました。

神奈川県職員九条の会 代表幹事 生方武羅夫